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大島隆之/RAKINES代表

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片山努/BENTO店主

インタビュー 2/2

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片山:RAKINESとしてこだわっていることは何でしょうか?

大島:新しさがあること、リアリティがあること、継続性があること。その上で自由であること、でしょうか。アイテムで言えば、カジュアルシャツとボリュームのある太いパンツはずっと好きで、受け入れていただけるように提案を続けています。その2つのアイテムは自分が好きだということが大きいかもしれないです。

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片山:さらに服作りという点において大切にしている部分はありますか?

大島:一番は素材になりますが、その中でも「色」の表現です。ブルー、グレー、ベージュ等のいわゆるベーシックカラーをメインで使っていますが、よく見ると何色と表現して良いのかわからない様な、陰影や奥行きに富んだ色提案に力を注いでいます。

今回のイベントでは数ある色の中でも「青」にフォーカスを当てていますが、どの様にしてその「青」を表現しているのか、他と何がどう違うのかを体験いただけると思います。

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片山:購買層も大島さんと同年代の方をターゲットにしていたりするんですか?

大島:意識して設定はしていないのですが、お取引先様からは30代の方がメインになっていると聞いています。ただこれはあくまで傾向ですし、年齢で何かを判断することは好きではありません。しかし肌や体型等、無視することが出来ないことがあることも事実ですよね。なので、年齢が若いとか高いとかよりも、直感的にいいなと感じたものを手に取っていただけたらと思っています。それがその人の生活の中で役に立つことが出来たら嬉しく思います。

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片山:24年春夏シーズンはどんなコンセプトを持って始動されたのですか?

大島:今シーズンは「LIBERATION(解放)」をテーマにしています。ブランドコンセプトを「未分類」としていて、どのジャンルにも分類できない自由な服を作りたいと思っているのですが、スタートから5年も経つとブランドのイメージ、印象や特徴が良くも悪くも浸透してきます。今シーズンはそこから一度解放されて、より自由にブランド活動を行いたいと思いこのテーマで始動しました。

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片山:ブランドとしての今後の展望はいかがでしょうか?

大島:スタートしたばかりの時は展示会のアポイントも少なかったのですが、それが少しずつ認知されてきた実感があります。ただそれで販路を大きくしていくという発想はあまり無く、自分たちのブランド活動の方向性に共鳴していただける方との取り組みをしっかり行っていきたいと考えています。

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片山:ご自身としての今後の活動はどんなイメージがありますか?

大島:小売業の世界にいたことも影響しているのですが、ブランドを表現することが出来る環境を持ちたいという思いはあります。やはり店舗には大きな楽しさ、難しさ、魅力を感じます。新しい考え方や価値を持った店舗… 考えただけでわくわくしますし、ブランドのディレクションとはまた違ったやり甲斐があると思っています。

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大島隆之

RAKINES代表

1978年東京都生まれ。服飾専門学校を卒業後、百貨店やセレクトショップ、コレクションブランドを経て現在のフリーランスとしての活動に移行。RAKINESではブランドの指揮を執る。

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片山努

BENTO店主

1979年徳島県生まれ。大学進学を機に福井へ移住し、アパレル店スタッフを務めた後独立。2015BENTO開業。オーナーバイヤーとして仕入れから店頭でのセールスも担当する。

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